【過去】アメリカに来るための準備(ビザ編)

※私は弁護士ではないので不正確なことを書いているもしれません。本気でビザ取得を検討している方は本物の弁護士さんに相談してください。

 

いろいろあります。子供がいれば学校の準備とか。

ここでは駐在員としてアメリカに行く場合の、本人が準備するものを書いてみたいと思いますが、結構ビザだけでやることがあったので、まずはビザ編。

 

ビザはアメリカに長期滞在(90日以上)するために必要なものです。それ以下ですとパスポートで大丈夫ですが、例えば89日で一回帰国して、また入国しようすると拒否される可能性があるそうです。(ちゃんとビザを取得しないさい、と言われるらしいです)アメリカでは渡航履歴をちゃんとチェックしていますので、すぐにばれると思います。

ビザについては以下のような説明サイトを見て下さい。

海外旅行に必要なビザとパスポートの違いや種類について | ESTA申請サイト:ESTA Online Center

とにかくこれがないとアメリカに長期滞在することが出来ませんし、仕事も出来ません(もちろんビザの種類によります)。私の場合はL-1Bビザ(駐在員で管理職ではない人のビザ)を取得しました。他にもEビザ(投資家ビザ)なもありますが、ここでは割愛します。

私の場合は現地採用+ビザ取得だったので全てがビザに必要な書類ではないと思いますが、以下のような書類・情報を求められました

  • 履歴書(英文)
  • 大学の卒業証書、成績(英文)
  • 戸籍(これは英訳してもらいました)
  • 日本での給与一覧
  • アメリカへの渡航履歴
  • 過去のビザ取得履歴
  • などなど

これらが準備出来ると、それを元に弁護士さんが書類作成とビザ申請をしてくれました。申請してから許可が出るまでにだいたい2~3ヶ月を要します。

私の場合、一旦はこれらの情報でビザ申請を移民局にしてもらいましたが却下されました(トランプ政権の影響?)。

ここからが大変で再申請を確実に進めるため、推薦状をつけることになりました。

この推薦状取得が特に大変で、自分がいかにすごいかを書かないといけないので、今までの仕事でやってきたことと成果を書き、前に上司にサインをしてもらいます(もちろん英語で)。また職歴証明のため人事部からも英語での証明書が必要になります。駐在員の場合は人事も慣れているでしょうが、私の場合転職で一旦会社を辞めているため、人事の動きは遅かったですね。

と言うことで再申請に更に3ヶ月を要しトータル6ヶ月、ようやく移民局から許可が出ました。

ビザ許可が出た後も、実際のビザ発行申請(DS-160記入)とアメリカ大使館でのビザ面談の予約は自分でやらないといけませんでした。申請費用は1人190ドルかかりますので、家族4人で8万円ほどの出費となりました。

人生初のアメリカ大使館訪問。めちゃめちゃ立派な建物(ゲートがものすごく頑丈そう)で、警備も物々しい感じです。朝早い時間に予約しましたが、結構な人数の人ならんでいました。

ビザの面談は驚くほど簡単でした、家族そろって緊張して面談に臨みました、簡単な質問を2~3されて、その場でOKが伝えられます。

と言うことでようやくビザが取得できましたが、実はこれが長い道のりへのスタートラインに立ったにすぎません。長い道のりはまた別の回で書きます。

ちなみに自腹で弁護士さんにビザ申請のお手伝いをお願いすると40~60万くらいはかかると思います。参考まで。

更に弁護士さんについて書くと、アメリカの弁護士はいい加減です。弁護士さんが言ってきたことから計画表を自分で作って、自分から「そろそろ申請の結果が出てるはずだけど、進捗はどうなの?」と確認した方がいいです。結構言っていたことと違うことがありますし、申請書類の不備もあったりします・・・

さて、今回はアメリカに来るためのビザ準備のことを書きましたが、ビザの悩みはいっぱいあります(家族のビザの有効期限の話や、更に長期滞在するためグリーンカードの切り替えとか)。それは別の回に書きたいと思います。

【過去】【現在】気持ちの比較

アメリカ行きの話が来た時、これはチャンスと思いました。社会人になる前から一度は海外での生活を経験したいと思っていましたから。当時アラフィフで、とうの昔にそんな夢は忘れてたところでした。

アメリカに移住するのは大変です。物価も日本の2倍。ビザの取得も必要。子供は既に大学生で、簡単には編入出来ないので公立の短大?(コミュニティーカレッジ)から現地の4年制大学への編入を目指すことになりました。(小中高は公立なので無試験で入れます)

もしかすると単なる憧れかもしれませんが、それでも通常では得られない経験をすることは人生の糧になると思っていました。それは私だけでなく、家族にとってもそうだろうと思っていました。この話を家族に相談した時、一緒についてきてくれると言ってくれた家族に感謝してます。

来てからも大変でした、いろいろな手続き、生活基盤の確保(銀行口座開設、アパート契約、免許取得、保険契約も含めた自動車確保、携帯電話、etc.)、慣れない英語での仕事。

今ちょうど1年半たったところです。今の気持ちは・・・微妙です。かなりの時間と量力とお金を使って渡米しましたが、ここでしか出来ない体験もあったにせよ正直それ以上に苦労が多く、得られたものは想定よりは多くなかったと思っています。

これを読まれる方は「詰めが甘い」を思われると思います。自分でもそう思います。自分の性格上、他人に甘えるのが下手でうまく情報を集めることが出来なかったのも良くなかったのだろうと思います。ネットでの収集は限界がありました(欲しい情報が無かったり、不正確だったり)。

このブログ始めようと思った大きなきっかけは、このことを伝えたかったらです。おいおい書いていきますが、アメリカのいろいろなところを書きたいと思っています。情報と感想をはっきり分けて、情報はなるべく正確にしたいと思っています。それがこれからアメリカに来る人の訳に立つといいなと思っています。